横綱相撲のプレゼンテーション

最近大相撲が連日ニュースを賑わっていますね。

今回騒動の中心は横綱ですが、横綱相撲という言葉、ご存じでしょうか?

まあ、直感的にはご存じかとは思いますが、念のために広辞苑を引きますと

相手との力の差を歴然と示して勝つ、いかにも横綱らしい相撲

という意味です。

 

この「力の差を歴然と示して」というのを、もう少し具体的にいうと

正面から相手を受け止めて」(大辞林)ということになります。

 

立ち合いで張ったり、変化つけたりしないということですよね。
(相撲がわからない人は「真っ向勝負」だと思ってください)

この「受け止める」というのが実はとても大事なんです。

 

もちろん相手も死ぬ気で向かってくるでしょうから、それをバシっと受け止めるのは容易ではないでしょう。それこそ力の差が歴然としていないと難しいのかも知れません。

 

でも一度受け止めることができたらどうでしょう?
後は四ツに組んで自分のペースでゆっくりと仕上げればいいだけですよね。

 

これプレゼンでも営業でも同じです。

 

何か相手からの反応(時には攻撃)があったときに、慌てずバシっと受け止めることができたらどうでしょう?

その後は自分のペースでまた話が進められるのではないでしょうか。

 

その状態こそが、私たちがよくいう
「心の天気図が晴れ」の状態です。

 

でも相手の受け答えにいちいち反応して、デンと構えていられない人が多い。

ただ相撲と違って、ほとんどの場合は相手はこちらを取って食ってやろうという気で襲い掛かってくるわけではないですから、本来でしたら慌てる必要は全然ないんです。心を晴れに保つか保たないかは自分次第です。

 

イメージしてください。

あなたは大横綱です。
(白鵬、貴乃花、北の湖、大鵬、お好きな力士でどうぞ)

これから優勝のかかったお一番の土俵入り。

あなたがすべきことは、相手の立ち合いをイメージすることではありません。

気力を充実させてゾーンに入り、相手が何を仕掛けてこようとも虚心坦懐で自分の相撲を取りきるだけです。

 

いかがですか?

横綱らしくありませんか?

 

あなたがプレゼンテーション、セールストークに臨むときの心構えも一緒です。

心技体を充実させて、自分のペースでプレゼンを取りきる。

それができれば怖いものはありません。

もうあなたのプレゼンは横綱相撲です。

 

 

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